Helmのインストール
このガイドでは、Helm CLIのインストール方法を説明します。 Helmはソースコードから、または事前にビルドされたバイナリリリースからインストールできます。
Helmプロジェクトから
Helmプロジェクトでは、Helmを取得してインストールする2つの方法を提供しています。 これらは、Helmリリースを取得するための公式の方法です。 それに加えて、Helmコミュニティは、さまざまなパッケージマネージャーを通じてHelmをインストールする方法を提供しています。 これらの方法によるインストールは、公式の方法の下に記載されています。
バイナリリリースから
Helmのすべてのリリースは、さまざまなOS用のバイナリリリースを提供しています。 これらのバイナリバージョンは、手動でダウンロードしてインストールできます。
- 必要なバージョンをダウンロードします
- 解凍します(
tar -zxvf helm-v3.0.0-linux-amd64.tar.gz
) - 解凍したディレクトリにある
helm
バイナリを見つけ、目的の場所に移動します(mv linux-amd64/helm /usr/local/bin/helm
)
そこから、クライアントを実行し、stableリポジトリを追加できるはずです。 helm help
。
注: Helmの自動テストは、CircleCiのビルドとリリースの際にLinux AMD64に対してのみ実行されます。 他のOSのテストは、該当のOSのHelmをリクエストするコミュニティの責任です。
スクリプトから
Helmには、Helmの最新バージョンを自動的に取得してローカルにインストールするインストーラースクリプトが用意されています。
そのスクリプトを取得して、ローカルで実行できます。 実行する前に内容を読んで理解できるように、十分に文書化されています。
$ curl -fsSL -o get_helm.sh https://raw.githubusercontent.com/helm/helm/main/scripts/get-helm-3
$ chmod 700 get_helm.sh
$ ./get_helm.sh
はい、危険を冒したい場合は、curl https://raw.githubusercontent.com/helm/helm/main/scripts/get-helm-3 | bash
を実行できます。
パッケージマネージャー経由
Helmコミュニティは、オペレーティングシステムのパッケージマネージャーを通じてHelmをインストールする機能を提供しています。 これらはHelmプロジェクトではサポートされておらず、信頼できるサードパーティとは見なされていません。
Homebrewから(macOS)
Helmコミュニティのメンバーは、HomebrewにHelmフォーミュラビルドを提供しています。 このフォーミュラは、一般的に最新の状態に保たれています。
brew install helm
(注: 別のプロジェクトであるemacs-helmのフォーミュラもあります。)
Chocolateyから(Windows)
Helmコミュニティのメンバーは、HelmパッケージビルドをChocolateyに提供しています。 このパッケージは、一般的に最新の状態に保たれています。
choco install kubernetes-helm
Scoopから (Windows)
Helmコミュニティのメンバーは、HelmパッケージビルドをScoopに貢献しています。このパッケージは通常最新の状態です。
scoop install helm
Wingetから (Windows)
Helmコミュニティのメンバーは、HelmパッケージビルドをWingetに貢献しています。このパッケージは通常最新の状態です。
winget install Helm.Helm
Aptから(Debian/Ubuntu)
Helmコミュニティのメンバーは、Apt用にHelmパッケージを提供しています。 このパッケージは、一般的に最新の状態に保たれています。
curl https://baltocdn.com/helm/signing.asc | gpg --dearmor | sudo tee /usr/share/keyrings/helm.gpg > /dev/null
sudo apt-get install apt-transport-https --yes
echo "deb [arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by=/usr/share/keyrings/helm.gpg] https://baltocdn.com/helm/stable/debian/ all main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/helm-stable-debian.list
sudo apt-get update
sudo apt-get install helm
dnf/yumから (Fedora)
Fedora 35以降、helmは公式リポジトリで利用可能です。 次のコマンドを実行することでhelmをインストールできます。
sudo dnf install helm
Snapから
Snapcraftersコミュニティは、HelmパッケージのSnapバージョンをメンテナンスしています。
sudo snap install helm --classic
pkgから(FreeBSD)
FreeBSDコミュニティのメンバーは、HelmパッケージビルドをFreeBSD Portsコレクションに提供しています。 このパッケージは、一般的に最新の状態に保たれています。
pkg install helm
開発ビルド
リリースに加えて、Helmの開発スナップショットをダウンロードまたはインストールできます。
カナリアビルドから
「カナリア」ビルドは、最新のmain
ブランチからビルドされたHelmソフトウェアのバージョンです。 これらは公式リリースではなく、安定していない可能性があります。 ただし、最新機能をテストする機会を提供します。
カナリアHelmバイナリは、get.helm.shに保存されています。 一般的なビルドへのリンクは次のとおりです
ソースから(Linux、macOS)
ソースからHelmをビルドするには、もう少し作業が必要ですが、最新の(プレリリース)Helmバージョンをテストする場合に最適な方法です。
動作するGo環境が必要です。
$ git clone https://github.com/helm/helm.git
$ cd helm
$ make
必要な場合は、依存関係を取得してキャッシュし、構成を検証します。 その後、helm
をコンパイルしてbin/helm
に配置します。
まとめ
ほとんどの場合、インストールは、事前にビルドされたhelm
バイナリを取得するのと同じくらい簡単です。 このドキュメントでは、Helmでより高度なことを行いたい人のための追加のケースについて説明します。
Helmクライアントが正常にインストールされたら、Helmを使用してチャートを管理し、stableリポジトリを追加することができます。