Helmバージョンサポートポリシー

このドキュメントでは、HelmとKubernetes間のサポートされる最大バージョン差について説明します。

サポートされているバージョン

Helmのバージョンはx.y.zで表され、xはメジャーバージョン、yはマイナーバージョン、zはパッチバージョンであり、セマンティックバージョニングの用語に従います。

Helmプロジェクトは、最新のマイナーリリースのリリースブランチを維持しています。セキュリティ修正を含む適用可能な修正は、重大度と実現可能性に応じてリリースブランチにチェリーピックされます。詳細はHelmのリリースポリシーを参照してください。

サポートされるバージョン差

新しいバージョンのHelmがリリースされると、特定のマイナーバージョンのKubernetesに対してコンパイルされます。たとえば、Helm 3.0.0はKubernetes 1.16.2クライアントを使用してKubernetesとやり取りするため、Kubernetes 1.16と互換性があります。

Helm 3以降、Helmは、コンパイルされたKubernetesのバージョンからn-3のバージョンのKubernetesと互換性があるとみなされます。Kubernetesのマイナーバージョン間の変更のため、Helm 2のサポートポリシーは少し厳しく、Kubernetesのバージョンからn-1のバージョンとの互換性があるとみなされます。

たとえば、Kubernetes 1.17クライアントAPIに対してコンパイルされたHelm 3のバージョンを使用している場合、Kubernetes 1.17、1.16、1.15、および1.14で安全に使用できます。Kubernetes 1.16クライアントAPIに対してコンパイルされたHelm 2のバージョンを使用している場合、Kubernetes 1.16と1.15で安全に使用できます。

コンパイルされたバージョンよりも新しいバージョンのKubernetesでHelmを使用することはお勧めしません。Helmは前方互換性を保証していないためです。

サポートされていないバージョンのKubernetesでHelmを使用する場合は、自己責任で行ってください。

以下の表を参照して、クラスタと互換性のあるHelmのバージョンを確認してください。

Helm VersionサポートされているKubernetesバージョン
3.14.x1.29.x - 1.26.x
3.13.x1.28.x - 1.25.x
3.12.x1.27.x - 1.24.x
3.11.x1.26.x - 1.23.x
3.10.x1.25.x - 1.22.x
3.9.x1.24.x - 1.21.x
3.8.x1.23.x - 1.20.x
3.7.x1.22.x - 1.19.x
3.6.x1.21.x - 1.18.x
3.5.x1.20.x - 1.17.x
3.4.x1.19.x - 1.16.x
3.3.x1.18.x - 1.15.x
3.2.x1.18.x - 1.15.x
3.1.x1.17.x - 1.14.x
3.0.x1.16.x - 1.13.x
2.16.x1.16.x - 1.15.x
2.15.x1.15.x - 1.14.x
2.14.x1.14.x - 1.13.x
2.13.x1.13.x - 1.12.x
2.12.x1.12.x - 1.11.x
2.11.x1.11.x - 1.10.x
2.10.x1.10.x - 1.9.x
2.9.x1.10.x - 1.9.x
2.8.x1.9.x - 1.8.x
2.7.x1.8.x - 1.7.x
2.6.x1.7.x - 1.6.x
2.5.x1.6.x - 1.5.x
2.4.x1.6.x - 1.5.x
2.3.x1.5.x - 1.4.x
2.2.x1.5.x - 1.4.x
2.1.x1.5.x - 1.4.x
2.0.x1.4.x - 1.3.x